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日本神話は楽しゅうございますね。 子供の頃から絵本等で親しみました。 写真は小学館発行、てのひらサイズのミニ絵本“ピコリー絵本 神話シリーズ”の一冊『あかがみくろがみ』でございます。 私が特に気に入っている絵本でしたが何故かいつしか紛失。 この度古書で購入しました。 お話しは神様の“嫁取り話”です。 場所は十和田湖畔。 美しい機織り女に恋した2人の神様はそれぞれどっさりの贈り物を持って現れます。 あかがみはやさしい顔、くろがみはひげもじゃで怖い顔。 「わたしのおよめになっておくれ。」 「おまえは、おれのおよめになるんだ。だいすきだ。」 2人の神様は求婚します。 ある日2人の神様が機織り女の家で鉢合わせ。 機織り女を巡って腕比べになります。 あかがみは笛を吹いて鹿の大群を呼び、くろがみは空から龍を呼びます。 敗れたのはあかがみ。 けれども機織り女はあかがみの手当てをし、「やさしいあなたたのおよめになります」と告げる。 くろがみは試合に勝って勝負に負けてしまいました。 なんと申しましても神様なのですから、あかがみもくろがみも申せば“甲斐性”はございます。 けれども多分長い先を思うと機織り女は優しい方が良かったのでございますね。 他に『いなばのしろうさぎ』や『はるのかみ あきのかみ』というお話があり、これらもまた“嫁取り話”で、乙女は優しい神様を選んでいます。 そう申せばスサノオノミコトも乱暴者でしたが、ヤマタノオロチを成敗してアマテラスオオミカミと仲直りしてから美しい乙女と結婚しました。 けれどもこの『あかがみ くろがみ』のくろがみは振られましたけれども、そう悪い性格に見えません。 くろがみの豊かな表情はなんだかとってもかわいい。 愛嬌があって憎めません。 お話の最後、娘をあかがみにとられてがっかりしたくろがみが大きくついた溜め息でつるがの海が出来たと締め括られます。 さすがは神話。壮大なスケールでございます。 ピコリー絵本は今や絶版です。 小学館さんには是非復刻していただき、私が持っていない“昔話シリーズ”を購入したく存じまっす! |
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